放射線診断部門Diagnostic Radiology

診断部門

画像診断学

臨床の各領域において、画像診断の占める役割は非常に大きく、近年の機器の急速な進歩により重要性は増してきています。多岐にわたる画像診断法を原理や機器・撮像法を含めて理解し、広範な臨床領域において経験をつむことにより、最も効率化、最適化した総合画像診断を行うことが可能となります。そして、現在の医療で強く求められているEBM (Evidence Based Medecine)に基づいたモダリティの選択とcost effectivenessを念頭においた必要かつ十分な検査を施行できる専門性の獲得に必要な基礎的な教育を行っています。指導内容は、解剖及び正常所見の理解からはじまり、異常所見については病理組織学的及び病態生理学的な画像の成り立ちについて学習します。習得できる検査法として、単純X線写真、消化管X線透視、超音波、CT、MRI、血管造影などがあります。

MRI
CT

単純X線写真

最も基本的な画像診断のモダリティであり、撮像原理、方法から教育します。胸腹部領域を中心に読影の基礎を習得し、各種の特殊な撮像法についても学習します。

消化管X線透視

食道、胃、十二指腸、小腸、大腸の全領域にわたり基礎的な撮像技術の習得を行い、特殊な撮像方法についても学習します。 超音波は頭頚部、乳房、腹骨盤部臓器、整形外科領域、血管等、広範囲に全身の超音波検査の研修を行います。最新の機器によりカラードプラ/パワードプラによる血流測定や三次元再構成等も可能となっています。

一般
医局

CT・MRI

全身にわたり基本的な撮像方法の理解と読影力を習得します。三次元再構成画像や、IVR-CT、機能検査(functional MRI)や代謝測定(MRS)などの新たな診断法についても適宜教育します。

血管造影

全身にわたり基本的な検査手技を学び、IVRに必要な基礎的知識を取得します。

その他

各種の特殊撮影(DIP, DIC等)、乳房軟線撮影、骨塩定量等の検査法及び読影法を学習します。