臨床の各領域において、画像診断の占める役割は非常に大きく、近年の機器の急速な進歩により重要性は増してきています。多岐にわたる画像診断法を原理や機器・撮像法を含めて理解し、広範な臨床領域において経験をつむことにより、最も効率化、最適化した総合画像診断を行うことが可能となります。そして、現在の医療で強く求められているEBM (Evidence Based Medecine)に基づいたモダリティの選択とcost effectivenessを念頭においた必要かつ十分な検査を施行できる専門性の獲得に必要な基礎的な教育を行っています。指導内容は、解剖及び正常所見の理解からはじまり、異常所見については病理組織学的及び病態生理学的な画像の成り立ちについて学習します。習得できる検査法として、単純X線写真、消化管X線透視、超音波、CT、MRI、血管造影などがあります。